| 社側 | | 大阪らしい演歌の歌詞を書いてこられた作詞家のもず唱平さんが作詞家生活50周年を迎えられた。
在阪の放送局で一番演歌に関わったであろう放送局として、特別番組を作らねばならない。
そんな気持ちにかられて制作した。
大阪という地にこだわり続けた作詞家が、なぜ「未組織労働者」をテーマに歌詞を書き続けたのか、
そしてデビュー作「釜ケ崎人情」、大ヒット作「花街の母」、「人生(ブルース)」の歌詞を書いたエピソード。
また、なぜ上京をせずに大阪に居続けたかについて、もず唱平さんに語っていただいている場面あたりがこの番組の聞き所ではないかと思う。
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| 委員 | | 説明通り、「釜ケ崎人情」「花街の母」「人生(ブルース)」のパートはエピソードも含めて非常に聴きどころが多く、聞き入ってしまった。
「釜ケ崎人情」で、もずさんが現地に入りその体験をもとに歌詞を書いたというのはまさに“取材”であり、
だからこそ作品がリアリティを持ち得たのだと思った。
このような確かなリアリティに支えられながら、同時に多くの人々の共感を得る普遍性を持っていることこそがヒット作の秘密だと思う。
そしてその普遍性は、社会の外側にいることを余儀なくされた人々に寄せる、もずさんの温かいまなざしに起因しているような気がした。
アナウンサーの原田さんは、スムーズに番組を進める中でも、もずさんの魅力を引き出しており、上質で聴きやすい番組だった。
また聴取者を満足させる番組として完成度が高いだけでなく、もずさんが当時の世相と絡めながら、作品の成り立ちや経緯を語っているという点で
非常に記録性が高く、貴重な資料の一つとなり得ると感じた。
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| 委員 | | 「釜ケ崎人情」のところで触れられていたように、“歌謡曲でも”という気持ちが“でも”ではいけないと悟ったという話を、
もっと掘り下げてほしいと思った。それぞれのエピソードが中途半端で、もう少し詳しく聴きたかった。
一方で、もずさんの歌詞は全体を通してストーリーを形成しているのだということ、
それもモデルがあると知って驚き、感慨深いものがあった。
散文と違い、韻文は背景を持っていてもそれを超越したところに成立するものだと思っていたので、
もずさんの歌詞は限りなく散文に近いのだと理解できた。
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| 委員 | | もずさんとは何度か一緒に仕事をしたことがあるのだが、調整型のプロデューサーのようなタイプで、非常にバランスの取れた人だと思う。
喜志邦三さんの弟子としての話は、興味深い内容だった。
もずさんの意志に寄り添った番組になっており、狙い通りだったと思う。
ただ、まだ出し切れていない部分があるように感じ、良い番組だったが心残りだ。ぜひ続編が聴きたい。
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| 委員 | | もずさんは、大阪の人らしくない頑固でシリアスな印象を受けた。
番組内容は、話と聴かせる歌とのバランスが難しいと思う。どちらももっと聴きたいと思った。
番組内で出てきた“たちんぼ人生”という言葉は、知らない人もいると思うので、聴いている人に説明が欲しかった。
また、作曲家との関係についての話もしてほしいと思った。
もずさんの周年記念番組として、とても聴き応えがある番組だったと思う。
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| 委員 | | 歌詞を自分で調べて、見ながら曲を聴いた。当時の様子が分かる濃い歌だと感じた。
最初の方で紹介していたデビュー作に近い歌の説明は濃かったが、
新しい方の歌の説明が薄かったので、今後また説明される機会を設けてほしい。
人生における職業について、改めて考えさせられた。
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| 委員 | | どの歌にもパンチがあり、心を掴まれた。一生懸命生きる、厳しい人生の歌だと感じた。
前半の昭和歌謡の話をもっと聴きたいと思った。
若者に聴かせたい人生の応援歌だと感じた。
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| 委員 | | 改めてじっくり歌詞を聴くことができた。
歌だけでなく、その歌にまつわる語りがあることで、より引きつけられた。
原田アナウンサーの語りも聴きやすく、構成が良かった。
貴重な内容の番組だと感じた。
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| 社側 | | 貴重なご意見、ありがとうございました。
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