| 社側 | | 「ほんまもん!原田年晴です」は月~金の正午~15時に放送している演歌・歌謡曲を中心に身近な話題から暮らしに役立つお得情報、
リスナーからのリクエスト曲を織り混ぜてお送りする生放送番組。パーソナリティの原田アナウンサーは旅行好きで、趣味が高じて
国内旅行取扱主任者の資格を所有し、旅行ペンクラブ会員の経験もあり、暗記するほどの時刻表マニア、一度訪ねた土地は完璧に
覚えているほどの地図マニア。今回審議を行った「原田旅行公社」は毎週火曜の13時08分頃からその“ほんまもんの旅好き”である
原田アナウンサーの特性を活かし、原田の旅案内で聴いているリスナーがまるでその土地にいるように旅気分を感じていただけたら・・・という
思いで放送しているコーナー。基本は原田アナが一人しゃべりでリスナーに語りかけているが、実際に取材に行ってきたその模様を
お届けしていることもある。原田が知らないところやちょうどいい季節を迎えているという話題は、直接現地に電話してお話を聞いている。
|
| 委員 | | 原田さんの紹介話は臨場感にあふれ、しかも驚くほど詳細で感心した。特に「奈良県曽爾村」についての語りは、目に情景が浮かぶようだった。
しかも車の渋滞の話やこの場所までは長距離を歩く、といった具体的なことも語られるのでリスナーが交通手段や体力を考慮し、服装選びなどの
参考にもなるだろう。「名門大洋フェリー」は放送を聴いて本当に乗ってみたいと思った。紹介していたその豪華な部屋の値段がとても気になったが、
値段ついては触れていたのだろうか。また難点をあえて言うならば、文の切れ目が「~て」、「~ども~が」、「~と」、という風に読点が長々と
続く話し方が聞きづらく、気にかかった。
|
| 委員 | | 原田アナウンサーは関西弁のイントネーションとアクセントだが、早口になっても聞き取りやすい語り口でいつもながら快く聴くことができた。
風景描写が特にそうだが、臨場感あふれる話の展開に旅好きとはいえない自分でもどこも本当に行って見たくなる気持ちにさせられた。
実際に行ってみたらそれほどでも‥なんてことがあるかもしれないがこれほど熱く、またポイントを押さえて紹介されたならば地方創生に
一役買うのでは、とすら思った。国道2号線は毎日横断しているので、この道がそのまま関門海峡へ通じていることにも思いを馳せた。
また、番組で紹介した「シンゾウセン」は「新造船」と漢字で書くのか、気になった。
|
| 委員 | | 聞いたことがない村の名前と風景をこのコーナーでは原田アナウンサーが自身の経験や電話取材にて活き活きと語っていた。ラジオを聞いていて
その場を訪れたような気持ちになるのは原田アナウンサーの語りの効果なのだろうか。しかし、若い世代には問題ないかもしれないが、全般的に
少し早口になっていて風景が目まぐるしく動いているような感じを受けた。映像・画像では様々な土地の風景を見ることができるが、想像力が
喪失するような気もする。一方、ラジオだと自分自身で頭の中に風景を創造することができる。色合いは判然としないが、語りの解説によっては
色までも醸し出すようだ。この番組は平日の12時~15時の放送で、おそらくリスナーの多くは中高年齢者だと思うが、若い世代などに日本のいいところを
知ってもらえるコーナーになれば、と思う。
|
| 委員 | | ラジオは映像なしで情景などを伝えなければいけないので旅行のレポートは難しいテーマだ。気になった点は、最初にバスなどの公共交通機関で
移動しながら話を進めていたが、途中から車での移動に代わっているので統一した方が聞き手には分かりやすいと思う。「曽爾高原」のすすきの美しさを
「すすきの海」と表現したことや季節により色が変わっていくという紹介の仕方はまさしく、その通りでとても良かった。例えば、紹介していた
奈良県曽爾村では三重交通のバスのダイヤが平日と土日では変更になることなどもう少し具体的な案内があれば、と思う。「名門大洋フェリー」については
取材した時の原田アナウンサーがエビフライを食べるさくさくとした音があり、臨場感があった。他の回も自身の思い出を回想しながら放送を聴き、良かった。
|
| 委員 | | 今の時代、旅先でかかる金額や時間などはリスナーが手元で調べてすぐ分かることが圧倒的に多い。昔、番組で旅を紹介する形とは大きく違っている。
「~はいくらだ」といったお金の話はもう必要ないのだろう。だからこそ、情景描写が難しい。例えば、10人に「山」といって想像する山がそれぞれ
違うようにリスナーにどれだけ近い想像力を働かせられるか、がラジオの難しさだ。その意味でこのコーナーは、とても良かった。また、ラジオは話題を
リスナーとパーソナリティ、またはリスナー同士が共有できるメディアなのでその場所に実際に旅したリスナーにスタジオから電話インタビューなどを
行うことも面白いかもしれない。
|
| 委員 | | リスナーとして聴くとどの回も楽しい。特に明石海峡は背後で観光客が楽しんでいる声が聞こえ、臨場感がある。ただ、難読の地名はどのような表記を
するのか説明も必要ではないだろうか。金額などのデータはリスナー自身で調べられるので金額の紹介を省く代わりに地名の情報などを入れてほしい。
また、漢字によって土地のイメージも変わるだろう。リスナーにも情景を想像するヒントを与えてほしい。ススキや粟倉の源流は音がなかったのが残念だった。
「名門大洋フェリー」は183mがどれほどの大きさなのか数字だけではピン、とこない。例えば誰でも想像できるようなタイタニック号と比較してみたり、
もう少し具体的な説明が欲しい。
|
| 委員 | | 細かい描写はさすがだ。リスナーから反響があることも納得できる。フェリーが明石海峡大橋をくぐる瞬間は聴いていて感動した。話に出ていたフェリーの
大部屋の雰囲気や船の中でお風呂に入るという体験はいったいどのようなものなのだろうか。聴いていて気になり、不思議に感じた。気になった点は
観光協会が出ている回はどうしても他の会と比べるとPRに聞こえてしまうので工夫が必要だと感じた。
|
| 委員 | | 1人しゃべりは難しいが、メモなどはどうしているのだろうか。聴いて行ってみたくなる効果がある。映像は一度見て終了してしまうことが多いが、
音で聴くと想像がふくらみ、かえって自身で足を運び、その情景を確かめて観たくなる。想像力が膨らむそんなラジオの音の効果は観光PRへの利用にも
向いているように思う。また、原田アナウンサーの個人的な体験があれば、もっと聴いてみたい。やはりこのコーナーは解説する原田節が面白い。
例えば亀の湯のお風呂に入って、びっくりするぐらい肌がすべすべになった話など、リスナーもこのコーナーに期待する点は同じではないだろうか。
|
| 社側 | | メモや資料は特に用意していない。頭の中に風景を思い浮かべてそのまましゃべることを意識している。アシスタントも登場せず、若干しゃべりは
粗雑になるが、その方が旅した際のありのままの気持ちや風景をリスナーに共感してもらえるのではないか、と考えている。
貴重なご意見ありがとうございました。
以上
|