| 社側 | | ラジオ大阪は近年、幸せに健康的に年齢を重ねていく“ハッピーエイジング”をステーションキャッチとして掲げてきた。
今回の企画はその「ハッピーエイジング」を基に昨今、活躍が目立つシニア世代を主人公に年齢をマイナスに考えず、様々な
ことに挑戦し続ける「アクティブシニア」を応援するものである。シニア世代の健康、趣味、旅行や悩み、お得情報などを
5つのワイド番組でそれぞれ特集し、9月23日(水・祝)シルバーウィーク最終日に放送した。「モーニングライダー!藤川
貴央です」では最新介護ロボットの取材、ゲストに還暦を過ぎてメジャーデビューした異色の経歴をもつ歌手、中川シゲオさんを
迎えた。「青木和雄の昼までえぇやん!」は青木さんと同世代で自身が推薦する会社経営者の前田明さんに、挑戦し続けている
趣味の社交ダンス・ボディービルの話を伺った。「ほんまもん!原田年晴です」のゲストは主婦タレントが多数所属する
「みかん山プロダクション」代表の辻イト子さん。「高岡美樹のべっぴんラジオ」は気軽にできる健康法「笑いヨガ」を紹介、
またシニア世代の賃貸住宅事情やその悩み・解決法を専門家に聞いた。「熟メン!野村啓司です」は中高年男性に流行中の
「親父バンド」を取り上げ、4名の親父バンドメンバーをスタジオに迎えた。また、同日正午~17時30分に弁天町オーク200・オーク広場で
60歳以上の参加者に限定した「ラジオ大阪カラオケ大会2015」を開催。番組パーソナリティ達もステージに登場し、歌声を披露、
その様子や優勝者の歌声を中継した。
|
| 委員 | | 少子高齢化が進んだ日本を象徴するような番組で、出演した皆さんの元気に圧倒された。出演者のしゃべりは噛むことなく、
いやみもなく楽しく聞くことができた。世の中に何となくあった高齢者の社会的束縛から、(シニア自身が)解放されたように
感じ、活き活きとしたアクティブシニアの姿をラジオから聞くことができ、昔からの仲間が集まり楽しく過ごす時間は生きがいにも
つながると思う。若い人たちと高齢者が一緒になって社会を築いている現代社会の一面をこの番組で垣間見ることができた。
|
| 委員 | | おそらくリスナーの皆さんも同じ感想だと思うが、元気なシニアの皆さんの話を聴くと同じ世代として嬉しい。総論としては
なかなか良い企画だ。「モーニングライダー!藤川貴央です」に出演した中川シゲオさんの存在は知らなかったが、歌声を聞いて
ファンになり実際に中川さんのお店にも行ってみたいと思った。「ほんまもん」は辻イト子さんに割いた時間が長かったように思う。
聴いていて、くどいようにも感じた。またカラオケ大会からの中継でパーソナリティの歌声を流すことはどうだろうか。ファンにとっては
賛否両論あるのではないか、と少し心配にもなった。
|
| 委員 | | 番組を聴いてまず、シニア世代のパワーに驚いた。年をとるのも悪くない、と感じるような楽しい話が多かった。「ほんまもん」を始め、
カラオケ大会の中継はとてもパワフルでよくこれだけの観客を集めたと思う。髙岡さんの歌唱曲に合わせたディズニーキャラクターの仮装や
スタジオの原田アナウンサーとの掛け合いもとても面白い。中継後には開催場所の説明もあり、思わず会場に駆けつけたくなる。
気になった点は「べっぴんラジオ」で紹介した「高齢者の不動産問題」の話題が唐突で、違和感があった。例えば「リスナーから不動産に
関する悩みが番組に寄せられた」など番組で取り上げる理由付けや問題提起がなかったので、何か協賛社のPRのようだった。また「熟メン」は
ゲストを入れるとスタジオにいる人数が6名と多く、誰が何をしゃべっているのかよく分からなかった。6名のうち5名が男性で声のトーンも
似ているので難しいとは思うが、工夫が必要だ。
|
| 委員 | | 全体を通してまず、元気な番組だ。全体を通して聴くとゲストの職業・人柄などバランスが取れていた。しかし、ゲストの多くは歌手や
会社経営者など人前に出ることに慣れている、つまりプロだ。その生活は簡単にマネできないのでリスナーの反応はどうだったのだろうか。
「ほんまもん」に出演した辻イト子さんは岸和田のみかん農家出身、“大阪のおばちゃん”というキャラクターだが、そのしゃべりには案外
上品なところがある。彼女がどんな人生を歩んできたのか、そのルーツが分かる身の上話をもう少し聴いてみたかった。また、会話の中で
「(タレントスクールの)入学金の50万くらい」とか「皿洗いのパートでも行けば」という言葉が気になった。「べっぴんラジオ」の高齢者の
不動産話は何かPRのようだが、不動産専門家の「どんどん外に出て行って情報を得ることが大事だ」という高齢者に向けた最後のメッセージが
良かった。「熟メン」はスタジオで話している人数は多いが、素人が出演してぼそぼそとおしゃべりする、昔のラジオの雰囲気があり親しみ
やすかった。簡単なカスタネットでも参加した、など本格的な音楽活動だけでなく等身大な親父バンドの姿もマネできそうで親しみやすい。
1日を通すと、ゲストのバランスも取れている企画だ。
|
| 委員 | | 出演者の声に張りがあり、元気で明るくアクティブなイメージがぴったり、良い番組だ。中でも印象が強いのは「ほんまもん」に出演した
みかん山プロダクション代表の辻イト子さん。図式的な説明、コメントも的確でつい耳を傾けてしまう。この他にもゲストは全体的に付加
価値が高い人、まさにプロを呼んでいる。例えば、「ライダー」に出演したミュージシャンの中川さんはしっかり自分のお店の電話番号も
紹介し、PRもしている。ゲストに成功している人をかなり選んでいるようだが、しかし実際のシニアには人り口が狭いのではないだろうか。
彼らの日々の悩み、格差問題はもっと深いところにあるのでもう少し別の視点が必要だ。また「昼までえぇやん」についてパーソナリティの
青木さんから前田さんの言葉をもう少し深く引き出しても良かったように感じた。
|
| 委員 | | 「アクティブシニア」はどの業界でもこれからのターゲットだ。ラジオのリスナーもこの世代が多いのだろう。明確でタイムリーなテーマなので
この企画を続けてほしい。「ライダー」と「昼までえぇやん」の各インタビューはパーソナリティとゲストの相性が良いのか、違和感なく
進行している。ゲストのタイプも似ている印象を受けた。「ほんまもん」の辻イト子さんの出演部分はとても面白く、タレントへの道や
「大阪のおばちゃん」ができあがる過程がよく分かる。「べっぴんラジオ」の内容は聴いてさらっと流れていく印象だ。「熟メン」は大部分が
トークで終了しているが、もう少し親父バンドの歌も聴きたかった。また、シニアカラオケ大会はラジオの放送を通して大変さが伝わってくる。
しかし、パーソナリティの歌声を聞かせることはファンにとって違和感をもつかもしれない。
|
| 委員 | | 各番組、どの部分を聴いても頑張っているシニア世代ばかりで元気がもらえる。おそらく朝7時の放送開始から夜7時45分の放送終了まで、
番組の全てを聴ける人はいないので例えゲストのタイプがかぶっていても良いかもしれない。その中で情報的な要素は事前聴取資料を聴いた
ところ「べっぴんラジオ」のみだが、それはそれで実用的な部分として必要だ。「熟メン」は親父バンドのメンバーが明るい会話を展開し、
「ライダー」の中川さんはシニア世代になっても夢を追っている姿が興味深い。ただゲストの多くは60代~70代だが、実際のシニア世代は
その10歳上の世代が多い。そこをどう捉えるかがこれからの課題だ。例えば定年を迎えた後、日々の生活はどのように変化し、毎日をどんな風に
生きているのだろうか。また、同じシニアでも自営業の方は退職後のサラリーマンの生活とは違うだろう。全体としては、頑張っている人の声を
聞くと自分も元気になれる、良い企画だと感じた。
|
| 委員 | | 60歳を過ぎると仕事や社会からの束縛から解放され、自由で楽しい時期だ。しかし、70歳を過ぎると楽しい時期は終了し、その気持ちは変化していく。
自由の先をどうやって過ごしていくか、その気持ちや環境の変化について今回の番組は物足りない。シニア世代となった時にどんな発見があり、
どんな出会いがあったのか、シニアへの意味づけがあれば、と思う。例えば「昼までえぇやん」に出演した前田さんが自身の父の言葉からシニアとして
やりたいことに全て挑戦する覚悟を決めたエピソードが印象的だ。また、カラオケ大会の中継はスタジオと会場のつなぎ方が荒っぽく、イベント紹介の
繰り返しがくどいようにも思う。会場と番組のリンク方法の組み立てに工夫が必要だ。また、「ほんまもん」ゲストの辻イト子さんは一本調子で
少ししゃべりすぎている。原田アナウンサーのつっこみももう少し欲しい。全体的に一日の放送をタテにつなぐことは難しいが、ゲストの彩りの調整、
またリスナーはどの部分を聴くのだろうか。もう少しタテの軸をしっかりした方が良い。またアクティブシニアの上の世代、例えば80歳以上の世代を
どう呼ぶべきか、もう少し追求してほしい。
|
| 社側 | | 貴重なご意見ありがとうございました。
|