| 社側 | | 2014年10月に放送スタートした月~金の朝7時~9時に放送している生ワイド番組。若さと行動力が売りのラジオ大阪
アナウンサー、藤川貴央が“毎日外に出て様々な方とお会いする”ことをコンセプトにしている。番組では最新ニュース、
天気・交通情報、気になる話題や街の声、様々な方とお会いした内容を毎朝お伝えしている。2015年4月には7割のコーナーを
差し替え、生ゲストやインタビュー取材を増やしてパーソナリティ2人以外の「他」の声が入るコーナーを毎日1つずつ
並べた。月曜のコーナーは注目のゲストを取り上げる「ザ・スペシャリスト」。この日は「こちくや金魚すくい道場主」の
下村康さんを取材、金魚すくいの極意を教わった。火曜はリスナーお勧めのパン屋さんを紹介する「あっちゃこっちゃに
パン屋さん」。水曜の「モーニングスクープ」は藤川アナウンサーが足で稼ぐオリジナルレポートで大阪府八尾市にある
玉祖神社の「常世の長鳴鳥」を取材した。木曜の「たかおが行く!」は、藤川の故郷・大阪市旭区「千林商店街」で毎週
テーマを設定し通行人にインタビューする。今回のテーマは「この夏の思い出・この夏懺悔したいこと」。また、毎週木曜昼に
関西各地で番組表を藤川アナウンサーが配布し、その模様を「番組表配りご報告」のコーナーでお伝えしている。番組表配布の際、
披露しているフリップ漫談を今回特別編として「R-1グランプリ」プロデューサーの関西テレビ・水戸徹氏へネタ見せを行い、
その模様を番組で放送した。
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| 委員 | | 事前資料からエネルギッシュなアナウンサーをイメージしていたが、声を聴くと落ち着いた優等生的な語り口だ。
「ザ・スペシャリスト」は金魚すくいといえども色々な知識や技術があり、「冬に何故金魚すくいが楽にできるのか」など
面白い知識を得ることができた。「あっちゃこっちゃにパン屋さん」は自身の病気や悩みから腎食パンを開発したという
異色の経歴をもつパン屋を探し出してインタビューし、人の持つ力を垣間見ることができ良かった。「たかおが行く!」の
千林の街中で行った通行人のインタビューでも大阪らしさが出ていた。しかし、全体的には番組としての躍動感を十分感じる
ことができず、なんとなくモノトーンのように感じた。おそらく、藤川アナウンサーと松本アナウンサーの波長が合っていて、
解離がなかったからなのだろうか。
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| 委員 | | 藤川さんの声は滑舌がよく、とても聞き取りやすい声で好感がもてた。話し方も緩急自在で、メリハリがついている。
最後に情報をかなり詳しくアナウンスしているが、集客という目的があるのだろうか。「ザ・スペシャリスト」に出演した
下村さんの「金魚すくい理論」は「目からウロコ」だった。日常的な風景である「金魚すくい」だが、何にしても「極める」
ということは素晴らしいことだと実感し、臨場感あふれる中継だった。「あっちゃこっちゃにパンやさん」は質問がうまく
ポイントをついていてストーリー性もあり、思わず聞きいった。だが結局、オーナーが腎食パンを開発するきっかけとなった
「50キロ太った」ことは解消したのかどうか、知りたかった。「モーニングスクープ」は焦点がぼけているように感じた。
玉祖神社の存在を広めることなのか、「常世の長鳴鳥」の存続の話がテーマなのか分からない。「たかおが行く!」のコーナーの
インタビューは毎回、必ず千林商店街で行うべきなのか。通行人の話があまり面白いとは思えず、取材も少しランダム過ぎる
ような気もする。やはり何か千林商店街ではならない、という理由が必要だと感じた。「番組表配りご報告」は関西テレビ・
水戸プロデューサーの話がとても面白く、ためになった。結局、「R-1グランプリ」の挑戦の結果はどうなったのだろうか。
さらにこの挑戦は「番組表配り」とどう関係があるのか。
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| 社側 | | R-1グランプリは年末に挑戦する。挑戦演目であるフリップ漫談は毎週、木曜に関西各地で行っている番組表配りの際に披露しているネタ。
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| 委員 | | 面白かったコーナーは「あっちゃこっちゃにパン屋さん」。出演した女性店主の話は上手というわけではないが、ネタは新鮮だった。
「パン屋を始めたら50㎏太り、腎食パンを開発した」ことはまさに人生のドラマだ。しゃべりは一般人なので上手ではないが新しい。
「貴央が行く!」は千林商店街という大阪らしい場所は良いが少し作りがゆるく、絞り込みがもう少し必要だ。「モーニングスクープ」の
ネタそのものは面白いが、使い方が今ひとつだ。例えば八尾の風景を紹介する際も、一般的に想像する八尾のイメージとは別の面を
紹介できれば良いと思う。また、「R-1グランプリ」プロデューサーの水戸さんの話は面白いが、内輪話で終わってしまっているので迫力が
無い印象だ。番組全体としてはテーマ音楽のジャンルがクラシックやアニメ音楽、バラバラなので選曲基準はどうなっているのだろうか。
パーソナリティ2人の滑舌も良く知らないことも聞くことができたが、コーナーだけを聞くといま一つな部分もあるので、今後に期待したい。
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| 委員 | | 平日朝7時から9時は主婦や移動中のサラリーマンなど聴く側が忙しいので、難しい時間帯だ。この前に放送する「生島ヒロシの
おはよう一直線」の番組を1番バッターとすると、「モーニングライダー」は2番バッターの役割で何か動きがほしいところ。第1パートは
最新の情報を中心に、第2パートは特性を活かし、外に出て“他”の声を聴かせる。個々の良し悪しは別にしても一つ一つに工夫があり、
月曜から木曜のコーナーの立て方が面白い。藤川アナウンサーと松本アナウンサーの雰囲気が合っていて爽やかだ。千林商店街の聞きこみは
目新しいネタがないとあまり面白くないが、今後どう変化していくか楽しみだ。
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| 委員 | | 藤川アナウンサーの声が爽やかで聴きやすく、気持ちよく聴くことができた。しかし、例えば移動中の車で聞くことを想像すると
「貴央が行く!」の千林商店街の様子は、がやがやしてうるさいかもしれない。「ザ・スペシャリスト」は今回の金魚すくいのように誰でも
分かる職業なら問題はないが、一般人に馴染みのないものを取り上げた場合は、例えば目の前にどんな建物・設備がある、などもう少し
状況説明が必要だ。金魚すくいの道場に通い始めた子供達が基本的なあいさつをしっかりできるようになったというエピソードを週の初め、
月曜から聴くことができほっとした。藤川アナウンサーは元社会部の記者ということで様々なことに興味があり、テーマの焦点が合わない
ときもあるが、情報がたくさん詰まっている。八尾の長鳴き鳥も長い説明だが、クライマックスに鳴き声が聴けて良かった。R-1グランプリへの
挑戦は番組企画と関係ないが、頂点を目指す芸人の苦労など知らなかった番組の裏側・挑戦までの過程を知ることができた。毎日番組全部が
面白いことはもちろん大事なことだが、メリハリがないよりは時々平坦に感じるコーナーがあったとしてもいろんなテンションがあっても
良いのではないだろうか。本来、平日の各コーナーだけ並べて聴くわけではないので良し悪しの印象は変わるとは思う。
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| 委員 | | 若々しく爽やかで藤川アナウンサーの一生懸命な姿が伝わってくる番組だ。しかし、各コーナーで取り上げるネタの具体的な場所の説明や
状況描写がもう少し必要だ。例えば、「ザ・スペシャリスト」で紹介した金魚すくい道場はいったいどんな建物なのだろうか。道場だが、
金魚すくいを練習するので建物の外なのか中にあるのか。ラジオは画がないのでもう少し具体的な説明がほしい。また、「あっちゃこっちゃに
パン屋さん」は主婦の目線ですぐに買いに行きたい、と感じるような楽しいパン屋さんを想像していたが、少し重たい苦労話が前面にきてしまった。
オーナー自身の病気の苦労から腎食パンを開発したが、それが健康に良くても美味しいのかどうか。また、どんなパンが他に店に並んでいるのか。
苦労話も大切だが、パラリンピックももう少し大きく取り上げ、別の角度からの紹介があっても良かったと思う。「貴央が行く!」は通行人の
インタビューだが、女性リスナーにはスッと耳に入ってくるので良い。また、R-1グランプリへの挑戦を聴き、藤川アナウンサーが披露した
フリップ漫談のネタが気になったがラジオは画がないので関連性がよく分からなかった。
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| 委員 | | 藤川アナウンサーの元気で爽やかなおしゃべりと松本雅子さんの軽快な受け答えがうまくマッチし、朝から元気がもらえる番組だ。「ザ・スペシャリスト」は
金魚すくいの極意も押さえつつ、藤川アナウンサーが体当たりで挑戦した「金魚すくい道場」体験はとても聞きやすく、自分も久しぶりに
一度やってみたいなと思った。「あっちゃこっちゃにパンやさん」では以前、体育の先生を目指していた健康的な経歴のオーナーがパン屋を始め、
病気がちになり不健康になった、というオチは意表をついた。元気で爽やかな番組の中で内容が少し暗いものになったかもしれない。「たかおが行く!」は
インタビューの会話から自身の骨折話に発展し、さらに以前に取材したご夫婦に出会うなど想定できない展開についつい引き込まれた。
「番組表配りご報告」で「R-1ぐらんぷり」への挑戦というビッグニュースを発表、またそれに関連する秘密も公開されるという、藤川ファンの
リスナーの心を鷲掴みにした感があった。関西テレビの水戸プロデューサーへのネタ見せ後の藤川さんの自信もリスナーに期待を持たせ、良かった。
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| 委員 | | 全体的に気持ちの良い印象だ。パーソナリティ主体番組=パーソナリティ自身の調子に引き込まれることがある。「モーニングライダー」はパーソナリティの
調子よりはむしろ、目新しいネタがあればネタそのものに引きこまれる。全体的に各ネタの説明部分が長く、レポート風なのでまず最初に
アテーションゲッターを置くことが大事だ。例えば「常世の長鳴き鳥」も鳥の説明や神話の説明よりも先に鳴き声を最初に聞かせる、などリスナーが
ハッと耳を傾けるポイントがあれば良い。その意味では「あっちゃこっちゃにパン屋さん」の、オーナーがパン屋を始めたら50㎏も太ってしまったという
エピソードはインパクトがあった。どの辺りで情報を切り、何のポイントでリスナーを引きつけるか。もう少し整理されることでパーソナリティ2人の
掛け合いももっと面白くなるはずだ。情報の聞かせ方を番組構成の中で工夫してほしい。
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| 社側 | | 貴重なご意見ありがとうございました。
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