| 社側 | | 月~水の週3日、夕方6時~7時45分に放送している演歌・歌謡曲を中心とした音楽バラエティ番組。パーソナリティは
元毎日放送アナウンサーでかつてTV番組「乾杯トークソング」で人気を博した大の演歌好き熟メン・野村啓司。
アシスタントは松竹芸能所属のタレントで自称中年キラーの熟ジョ・小川恵理子が務めている。主なターゲットは野村さんと
同じ60代から上の世代だが、番組へのメッセージは半数が同世代、半数がそれよりも10歳ほど若い世代のようだ。
コーナーは主に2つ。「あなたならどうする」は新聞や雑誌、日常の体験から話題を取り上げてその日の話題から連想した曲を
放送する。審議した日はある高校生のお弁当エピソードを紹介、安達明の「女学生」を選曲した。また午後7時からのコーナー
「だったらその歌きかせてよ」は野村さんの豊富な演歌・歌謡曲の知識や情報を交えてヒット曲の誕生エピソードを紹介し、
ヒット曲を放送する。この日は先日逝去された作詞家・橫井弘さんに触れ、三橋美智也の「哀愁列車」と倍賞千恵子の
「下町の太陽」を放送した。ゲストコーナーは還暦を迎えた歌手のアグネス・チャンを迎えた。
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| 委員 | | 全体的に熟年向きの番組らしく、話題は勿論、選曲も懐かしいメロディばかりで団塊の世代としては嬉しかった。野村さんと
小川さんのやり取りは声の相性が良く、楽しく聞くことができた。「あなたならどうする」のコーナーは今とは違う昔の高校生の
雰囲気がよく伝わるエピソードに大変好感をもち、野村さんの弁当箱の話も懐かしく、自分自身の弁当話も思い出した。
「だったらその歌きかせてよ」のコーナーは作詞家の横井弘さんという名前は知らなかったが、作品の名を聞いて初めて認識した。
「下町の太陽」のヒットの裏話も初耳で心に響く話であり、作品例の上げ方も適切だ。また、このコーナーの野村さんは話術や
声のトーンの変え方も素晴らしい。ゲストコーナーについてはアグネス・チャンの人生の素晴らしさはよくわかったが、彼女は
なかなか個性的だと思うのでもう少し彼女の考え方に切りこんでほしかったと思う。全体として今後、毎週月~水曜にこの番組を
聴こう、と思うほど良い番組だ。
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| 委員 | | 番組で紹介されている多くの曲が熟年にとっては聞きやすく、親しみがあり楽しく聞くことができた。番組でのトークも同じ世代には
親しみのある内容で、特にお弁当の話は自分自身の学生の頃を思い出した。全体を通し、のんびりとした雰囲気でトークと音楽が進み、
安心感のある歌謡番組といった感じだろうか。アシスタントの小川さんは高い声で若い雰囲気で熟ジョのイメージとはかけ離れているようだが、
野村さんとは絶妙な組み合わせだ。番組を聴いて懐かしい昔の歌もいいものだ、と感じた。
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| 委員 | | テレビの「乾杯トークソング」の印象が強かったが、玄人っぽい野村さんの話し方や不思議なゆるい雰囲気が功を奏している番組だ。
番組内容について演歌ばかりの選曲ではなく番組独自の基準で歌謡曲や演歌、その狭間にあるジャンルの音楽もかけている印象だ。
コーナーを中心にかなり古い話題が多いが、野村さんの話は聴きやすいので意外に若い人にも聴いてもらえるかもしれない。よく知っているはずの
アグネス・チャンとの会話からも初めて知るエピソードが多く、新鮮に感じた。ターゲットが新聞から情報を得る世代なので新聞ネタが
多いことはリスナー側にもある種の共通感が生じるのではないだろうか。またアシスタントの小川さんの声は明るくキャピキャピしているが、
野村さんの少しゆるい感じとマッチして聴きやすい。全体として大阪独特の良い意味でどこかだらしない雰囲気がまた良く、ラジオ大阪特有の
あくの強さもあり、成功している番組だ。
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| 委員 | | 落ち着いた野村さんと舌足らずなアシスタントの小川さんのやり取りが耳に心地よく、楽しい番組だ。番組で取り上げた「ビールの泡」や
「お中元のランキング」などはたわいもなく、身近な話題でありながら面白い。「だったらその歌きかせてよ」で取り上げた数曲は自分が
プライベートで聴く曲のジャンルではないが、そのエピソードを自分自身の知識と照らし合わせて聴くことができ、その知識の深さに感心した。
しかし解説中に野村さんが2回噛んでしまったことが残念でもあり、逆に人間らしさも感じた。ゲストのアグネス・チャンは昔の印象のままだったので
還暦を迎えたことに驚きながら改めて知ることも多く、新鮮に感じた。
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| 委員 | | 朝の青木さん(『青木和雄の昼までえぇやん!』月~金朝9時~11時34分に出演中。元MBSアナウンサー。)と関西らしい雰囲気の
野村さんで(同じ局の出身だが)ニュアンスの違いがはっきりしている。歌謡曲好きの野村さんの存在があっての番組であり、うってつけの存在だ。
アシスタントの小川さんは引きも押しも上手だが、メインパーソナリティは野村さんよりも時々、出過ぎてしまう部分が気になった。2人の雰囲気も
似ているので難しい面もあるが、野村さんと小川さんのやり取りはマッチしている。ラジオ大阪の夕方の時間帯はニュースの印象が強かったが、
ターゲット世代に合った選曲や雰囲気も良くリラックスして聴ける番組だ。ゲストコーナーに歌手以外を呼ぶことはあるのか。
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| 社側 | | ゲストは歌手に限定している。今まで来ていただいた主な歌手は五木ひろしさん、中村美律子さん、天童よしみさんなど。また歌手活動を5~10年
経験している演歌・歌謡歌手も多く呼んでいる。
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| 委員 | | 番組の印象として局に関するエピソードも多く、アシスタントの小川さんのキャラクターが際立っている。同年代の女性が聴いて共感する話もあり
楽しくはあるが、もう少しメインパーソナリティの野村さん自身の話を前面に出しても良いのではないだろうか。「だったらその歌きかせてよ」の
コーナーは紹介する話題を古い、と感じる世代にはまるで客観的な解説を聞いているようにも感じる。もう少し、野村さん自身のエピソードも聴いてみたい。
ラジオは、テレビでは見ることができない芸能人や歌手の意外な一面を引き出すことができると思う。その意味でゲストコーナーはテレビよりも
面白さが際立つので活かしてほしい。
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| 委員 | | ラジオは何か作業をしながら聴けるメディアであり、その意味で自然に耳に入り、聴きやすい番組だ。全体的に古い曲が多いが、1曲目の坂本冬美さんの
「凜として」など若い世代でも分かる曲もあり選曲が良い。まるで情報番組のような雰囲気もあるが、そういうわけでもない。「だったらその歌きかせてよ」の
コーナーで取り上げた曲の解説も含め、データの正確性をもう少しはっきりした方が良いと感じた。例えばオープニングトークで取り上げた
「お中元の人気アンケート」はいったい誰が、何のためにとったアンケートなのだろうか。回答者が主婦であれば回答も人気ランキング結果も変わってくる。
しかし、情報番組というわけではないのでデータにどこまで正確性を求めるかは難しいところだ。ざっくりとした解説でも聴き手は「なるほど」と思うが、
情報ソースが何か加え伝えるとより魅力的になると思う。またアグネス・チャンを迎えたゲストコーナーは、今の時期にぴったりな甲子園にまつわる
エピソードなど思わず人に話したくなる情報もあり、ラジオならではの情報が詰まっていて魅力的だ。
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| 委員 | | 私にはテレビ時代の野村さんの印象がなく先入観なしに聴いたが、全体の作りが上手な番組だ。オープニングトークのお中元など季節の話題は
ラジオの特性であるタイムリーな“今”の部分だ。また、ゲストのアグネス・チャンにしても”昔”の思い出に浸るばかりでなく、彼女の”今”を絡めて
話している。ターゲット世代の思い出を掘り起こしながら“今”の話題がバランス良く配置されている。「だったらその歌きかせてよ」のコーナーでは
知らないエピソードもあったので、すでに知っている曲もまるで初めてのように新しく聞こえた。パーソナリティ2人の会話は一瞬、小川さんが
出過ぎていると感じたが、野村さんの上手な調整によりボケとツッコミのようなやり取りになっている。大阪弁もべたっとしていないので2人のやり取りが
上手く合っている。
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| 社側 | | 貴重なご意見ありがとうございました。
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