| 社側 | | エンタメ、スポーツを含めた1日のニュースを厳選し、音楽を交えて伝える情報報道番組。2006年にスタートし、 今年の10月で8年目に入る。ニュース解説は産經新聞論説委員、編集委員の5名が日替わりで「アンカーマン」、 いわゆる解説役として出演。司会進行のナビゲーターは小川アナウンサーが担当している。番組コンセプトは 「1日の終わりをニュースと音楽でクールダウン」。音楽は夜の落ち着いた時間に大人が聴いてリラックスできる、 心地よいものを基準に選曲している。堅苦しくなく、聴きやすい大人のおしゃれ感、昼のワイド番組とは違うカラーを 意識している。ニュースは1日20本以上、22時台に新しく入ってきた最新ニュースも伝えることで生報道番組であることを 強調している。各アンカーマン自身が気になる話題を独自の視点で解説・紹介する「アンカーマンの目」、阪神タイガースの 問題点を辛口・毒舌で伝えるサンケイスポーツ植村特別記者の「今日の虎」、小川アナウンサー自ら取材した情報を 伝える「真由の22時前」などのコーナーも設定している。
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| 委員 | | 午後9時というおとなの時間の入り口にナビゲーターの小川さんの声はぴったりだ。ゆっくりと流れる時間の中で1日の 出来事を聴かせてもらえる貴重な番組だと思う。ニュースの内容により番組の雰囲気が変わるが、その日の素朴な アンカーマンの解説や感想がそれを補っている。交通科学博物館閉館に伴った「大阪環状線物語」は駅周辺のここが好き、 という身近な目線が大変良かった。競馬についての解説も競馬ファンの立場に立った解説に好感がもてた。宝塚歌劇100周年、 殿堂オープンのレポートは鳳蘭の声がカメラのシャッター音で聴き取りにくかったので事前に断りがあっても良かった。 「アンカーマンの目」、「あべのハルカス」についてのレポートは将来を見据えた提案も含めてさすが、と思った。 ミッキー・ルーニーの話題や高齢者にも分かる選曲でニュース番組に音楽があってもいい、と思った。全体的に内容が 盛りだくさんだが、ポリシーがはっきりしていて大変良い番組と感じた。
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| 委員 | | 全体的に完成度が高い番組、と感じた。今回審議した回のアンカーマン、鹿間論説委員の解説はとても分かりやすい。 特に「外れ馬券を経費として認めず」という地裁判決の解説は、競馬をしない人でも理解できる解説になっていた。 新聞記者といえばかつては原稿さえ書ければいい、というような風潮があったが最近は書けてしゃべれる記者が当たり前に なりつつある。その中で鹿間論説委員をはじめ5人のアンカーマンは個性あるしゃべりで、聴取者にニュースに親しんでもらおうと いう姿勢が感じられる。ナビゲーターの小川アナウンサーのしゃべりも無理がないと感じた。自ら取材に行く「22時前」は 鳳蘭さんのインタビューが非常に効いていて、立派なニュースコーナーになっていた。さらに開館時間や入館料の告知に忘れずに 触れていて情報コーナーの役割も果たしていた。「アンカーマンの目」はハルカスを中心とする街を「育てる」ためには ソフト面が大切という話だったが、具体策についてもう少し大胆に切り込んでもよかったかもしれない。大阪市内での街作りや 再開発が上手くいっていないことを少し強調しすぎた感じもした。「今日の虎」の内容はずばり直言で、阪神ファンでも 納得するのではないか。
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| 委員 | | 様々な分野のニューストピックスに対し、簡潔だが納得できる解説をしており、聴きやすい内容となっていた。また、ナビゲーターの 小川さんの柔らかい語り口とアンカーマン鹿間さんの落ち着いた語り口があいまって嫌みなく、最後まで聴くことができた。 たしかに「おとな」の雰囲気が時折、醸し出されているようでもあった。「大阪環状線物語」は、できれば弁天町から始まり 一周してほしかった。地元ならではの内容であっただけにもう一工夫欲しかった。シリーズで放送しても面白いかもしれない。 ハルカスを始点に環状線を一周し、大阪の活性化の話題が続けば面白いのではないか。ニュース番組の中で聴取者が参加するこのような 取り組みもファンを増やすひと工夫になっているようだ。
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| 委員 | | 堅苦しくなく、かつてオシャレなものの象徴であったラジオのイメージを意識していたように思う。アンカーマンのしゃべりも個人的に 思っていることを解説の中にさりげなく混ぜてくれるところが良い。例えば、STAP細胞騒動の裏話や鳳蘭がショートカットにした 初めての男役だったことなど聴き手に「なるほどな」と思わせる特別なネタだ。ただ、紋切り型の語り口調にならないよう心がけてほしい。 反対に「大阪環状線物語」の京橋、鶴橋の話はいかにも大阪、と誰もが思うことを紹介するだけに留まり予想できた内容で物足りなく感じた。 さらに「アンカーマンの目」の街作りの話題は古き良き大阪の見直しという展望まで踏み込んでほしい。地域色が出るそれぞれの街の下町風景など オールドタウンの見直しというのは実はおしゃれなもので、海外から注目が集まっている分野でもある。このような次なる展望まで踏み込んで欲しかった。
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| 委員 | | 番組構成がストレートニュース中心なのかニュースワイドのようなバラエティ色を前面に出していきたいのか、よく分からない。 まず、アンカーマンの鹿間さんの語尾は聴き取りづらく、言葉遣いもくだけすぎているように思う。番組として堅苦しくない、柔らかい語り口を 意識していることは理解できるが、産經新聞論説委員という有識者の中でもレベルの高い肩書きで出演しているので改善すべきではないだろうか。 語尾が聞こえづらいので意見の結論も伝わりにくい。ニュースに対しても解説、というより個人の感想になってしまっている。素人としての 出演ならば良いが、解説役としてはもう少し話題を掘り下げて一歩先の内容が聞きたい。「大阪環状線物語」は果たして必要なコーナーだったのだろうか。 バラエティ色が強い番組ならば入れてもよいが、報道番組には必要ないと思う。「アンカーマンの目」は「あべのハルカス」から都市計画の話題を 取り上げていたが、「人が多い、注目されている」ということはありがちな世間の感想なのでプロの報道人ならではの視点で語って欲しかった。 例えばなぜ難波ではなくて阿倍野なのか、など産經新聞のデータなどを用いて、番組独自の解説が聴きたい、と感じた。
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| 委員 | | ニュース番組だが、引っかかるようなきつい口調や意見もなく、聴きやすい癒やし系の番組と感じた。しかし、アンカーマンの滑舌が悪いことや 息継ぎの音、語尾が聞き取りづらいことなどがとても気になった。特に「アンカーマンの目」のコーナーは繰り返しがとても多く、話の焦点が 分からない。しかし、ニュースで取り上げた馬券問題の解説は競馬の知識がない聴き手にもよく理解できる解説になっている。アンカーマンの 話し方など気になる点はあるが、一日中、あらゆる媒体で流れたニュースをこの番組を通して改めて聴いても古い感じがしない。アンカーマンの 切り口が非常に公平で聴きやすいからだろうか。
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| 委員 | | 専門家が聴く分には物足りないかもしれないが、主婦など一般のリスナーにはテンポやテーマも分かりやすく、とても楽しく聴くことができた。 ターゲットに上手く合わせた構成になっている。しかし、曲の紹介が曲の後にきているので聞き逃しやすく、前の方が良いのではないか。 さらに小川アナウンサーがアンカーマンの解説に対し、控えめになりすぎているように感じた。ナビゲーターとしてパーソナリティとは はっきり役割を分けているのか。
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| 社側 | | アンカーマンによって解説の仕方や長さが異なり、小川アナウンサーはそれを調節する役割。パーソナリティではなく、ナビゲーターとして 司会進行役なので前面に出過ぎるのも番組主旨にそぐわない。ニュース解説の面で聞き役になっている分、「小川真由の22時前」のコーナーでは 小川独自の取材を伝え、個性を出すように意識している。
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| 委員 | | タイトルに「NEWS」を入れているので本格的なニュースと考えていたが、報道番組とくくるには少し、異なる印象を受けた。「アンカーマン」とは ニュースの最後を締める責任者の意味だが、この番組ではニュース解説以上に個人の感想などが多く、意味が異なるように思う。この番組の 「アンカーマン」の位置がコメンテーターのような役割であればこのような形でも問題はない。番組のスタンスをはっきりすべきではないか。 さらに耳から入るニュースとしてやはり滑舌が悪いことはマイナスだ。聴くことがしんどくなってしまう。全体的にニュースバラエティといった印象を受けた。
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| 社側 | | 貴重なご意見ありがとうございました。
以上
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