| 社側 | | 「第2回NHK・民放連共同ラジオキャンペーン」は、大阪で現在ラジオを聞いていないノンリスナー層を取り込むことを目標に実施した。このキャンペーンの一環で、各局が開局以来それぞれ培ったノウハウを集結させラジオドラマを制作した。6つのラジオ局が色をテーマに1本のドラマを制作し、全部で6本のドラマを各局が異なった曜日と時間で放送した。脚本は、各社新進気悦の劇作家オリジナルのドラマとした。6本のドラマで共通して主役を演じる2人は、ラジオドラマの経験があり俳優だけではなく映画監督としても活躍している小栗旬さん、老若男女に好感があり演技力にも定評がある蒼井優さんを起用した。ラジオ大阪が制作したラジオドラマは、京都を中心に活躍する劇団「ヨーロッパ企画」の主宰である上田誠さんに脚本を依頼した。トイレを舞台に、トイレの鍵で使用中を意味する「赤」をテーマカラーとした。
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| 委員 | | 6回全て聴いたが、ドラマの脚本は全て素晴らしかった。俳優の人選も良かった。6回の中でも私自身はラジオ大阪が制作したドラマが最も秀でていたと思う。効果音がいくつか気になった。効果音と実際のトイレの配置に矛盾があるように感じたので、トイレ全体の図面を想像することが難しかった。登場人物の移動時の足音も場面・設定に合ったものにして欲しかった。トイレの扉の音が古すぎるのではないか。
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| 委員 | | 短い時間のドラマであったが、人の心の内面を見事に表現していた。3人の出演者の臨場感あるやりとりは素晴らしかった。ナビゲーターの原田アナウンサーの解説も共感することができた。トイレの中には、部長とは関係ない人がいるかもしれないし、誰もいないかもしれない。この場面では現在の監視社会の一面を垣間見たようだった。
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| 委員 | | 出演者が素晴らしかった。全体的に完成度も高い。しかし、ラジオの魅力を伝える手段としてラジオドラマが効果的かどうかは疑問である。果たしてリスナーを満足させることができ、新しいリスナーを獲得できたのだろうか。
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| 委員 | | トイレという設定が非常にわかりやすくリアリティがあって良かった。古典的な小劇場の芝居を見ているような感覚だった。脚本も秀逸である。各局が放送する日時をもう少し考えた方が良いと思う。
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| 委員 | | ノンリスナーを取り込むという企画は面白い。上質なコメディを聴いているようで非常に楽しめた。「赤」というテーマ色も、ラジオだからこそ様々な味を出すことができて良かったのではないか。しかし、ドラマを聴いてトイレの構図や広さがわかりづらかった。効果音についてもう少しこだわってほしかった。
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| 委員 | | 全体的に楽しく聴くことができた。ドラマを聴いて、木造の建物にあるトイレのようなイメージを持った。会社のトイレより学校のトイレという設定の方が良かったのではないか。若年層が継続してドラマを聴くことができるか疑問である。
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| 委員 | | キャンペーンの企画内容は良かったと思う。ラジオドラマも画期的だと思うので、今後さらにキャンペーンの規模を拡大してはどうか。 ドラマの出演者が豪華だったので、楽しみながら聴くことができた。しかし、ドラマというより舞台のワンシーンのような場面もあったので少し違和感があった。ドラマ冒頭部分のトイレを流す音とジッパー音は少し不快に感じた。
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| 委員 | | シーソーゲームのようなやりとりがある脚本だったので非常に面白かった。最後の場面、は必要ないのではないか。「いる」か「いない」かの答えは聞いている人達の想像に任せるべきである。効果音など含めて、昔の作り方にこだわらない方が効果的なドラマに仕上がると思う。現代風のラジオドラマを制作してほしい。ナビゲーターの原田アナウンサーの語りは、ドラマの余韻に浸っている中から一気に現実に引き戻してしまうので必要なかったのではないか。
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| 社側 | | 貴重なご意見ありがとうございました。
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