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| 社 側 | | リーマンショック以後、暗い話題ばかりが続いた2月ごろに番組を企画した。このころ
は、経済の悪化が不幸の元凶であるかのような考えが蔓延していた。この状況を踏まえ、
番組の基本コンセプトには、中波ラジオにもふさわしい、「幸せ」を掲げた。「幸せ」と
は、人の心が感じ取ることであり、その判断の基準も様々である。気持ちがポジティブで
あれば、人はいくらでも「幸せ」を感じ取ることができるのではないかと考えた。このよ
うな時代だからこそ、メディアが不安を煽るのではなく、せめて土曜日の朝だけは「幸せ」
を感じる、一服の清涼剤のような番組作りを心がけている。
パーソナリティには、関西屈指のラジオパーソナリティであり、不動の人気がある元朝
日放送のアナウンサーの乾龍介を起用した。
番組全体は、ニュースバラエティーである。構成としては、7時代には、各新聞の見出
しを中心にヘッドラインの紹介と解説をお届けしている。8時代には、関西在住のあらゆ
る分野の方に生出演もしくは、電話で出演いただき旬の話題を紹介している。9時代には、
1年間に360本くらいの映画を鑑賞している乾龍介が自分なりの映画評論を行う「一押
しムービー」のコーナーと、ラジオパーソナリティであり料理研究家でもあるMASAOと乾
龍介が軽快なトークを繰り広げ簡単な料理を紹介する「MASAOの幸せ簡単レシピ」の
コーナー、最後は、ゲストを迎えゲストと共にそのまま締めくくる形となっている。
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| 委 員 | | 声よし、リズムよし、間合いよし、突っ込みよし、とぼけよしであり、パーフェクトな
番組だ。以前、朝日放送の番組を聞いていたので、懐かしい。車を運転しながら聞いたが、
何度でも楽しめ、リスナーの気持ちを高揚させる番組であった。ただ、土曜日が休みの人
には、テンションが高すぎるのではないかと思った。
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| 委 員 | | 「一押しシネマ」のコーナーは、紹介された映画を見過ごしたことを残念に思う解説で
あった。「幸せ手抜き料理」のコーナーで紹介されていた料理を作った。テレビの料理番
組では、分量の詳細が文字の情報として確認ができるが、ラジオで聞いた情報だけでうま
く作れるのか不安を感じた。実際は、繰り返し調理のポイントを押さえながら番組を進行
し、最後には乾さんが復唱してくれたので、メモがなくてもおいしく作れた。一点気にな
ったのは、材料に使われていた生クリームが、食品表示の問題で販売されていなかった。
市場では、生クリーム風という形で販売されいるので、リスナーが混乱しないようきちん
と調査を行い紹介すべきだ。
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| 委 員 | | 聴きやすく、親しみやすい番組であった。映画の解説や料理のお話、ゲストコーナーで
のざっくばらんな明るい話は、暗いニュースが多い昨今において、楽しく聴くことができ
た。特に、映画のコーナーは、プロの話し方に聴き入ってしまった。ただ、最初のニュー
スを聴いたときは、なぜ「幸せラジオ」なのか理解するこができなかった。最初に明るい
ニュースがあれば「幸せラジオ」だが、政局の不安定さを表すニュースばかりでは、「幸
せラジオ」と感じることができない。明るく楽しいニュースばかりではないが、暗い、不
安定さを感じるニュースの後にせめて楽しい、明るいニュースがあればよいのではないか。
全体の構成については、朝の3時間生放送で、どの時間帯を聴いても、興味のある、楽し
い番組だと思う。
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| 委 員 | | リスナーを惹きつけることができるパーソナリティだ。ベテランならでのトークは、以
前と変わりがなくよかった。番組内で放送されている「高橋尚子のサインはQ」と「競馬
エイト今週のねらい馬」はどのような内容か?
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| 社 側 | | 「高橋尚子のサインはQ」は高橋尚子さんが近況情報をお届けしている。健康情報の発
信の番組ではない。また、「競馬エイト今週のねらい馬」は、競馬エイトのトラックマ
ンが出演し、週末の競馬情報をお届けしている。
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| 委 員 | | 音楽は取り上げないのか?
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| 社 側 | | 7時のニュース紹介後にフルコーラスで1曲かけている。
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| 委 員 | | 番組自体はいわゆるオーソドックスな作りだ。ニュース、情報、料理、全体として過不
足ない。番組の構成に新しさはないが、乾さんの話術で聴きやすい番組となっている。特
に、映画の部分は良い。若い頃の乾さんが持っていたマイナス点が、年齢も重ね落ち着い
た印象へと変化して聴きやすかった。
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| 委 員 | | リスナーは、あらすじの大半を紹介した映画を見たくなるのだろうか?
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| 社 側 | | 映画コーナーでは、結論を述べていないので、映画に誘い込む事ができているのではない
かと考えている。
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| 委 員 | | この番組は、これまでのラジオ大阪の番組に対する印象とは違う。ラジオ大阪といえば、
なんでもありの番組が多い印象である。しかし、この番組は、きちんとしたオーソドック
スな印象である。ただ、朝番組として考えるとちょうどよいのかもしれない。半年ぐらい
経った時に、ラジオ大阪らしい番組の特徴と乾さんの特徴が一致し、面白くなるであろう。
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| 委 員 | | 乾さんの年齢は?
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| 社 側 | | 62歳。
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| 委 員 | | 声がとても若く聞こえる。番組のコンセプトとして「幸せ」を感じていただくとのこと
だが、番組の中身よりもパーソナリティの発散しているものから「幸せ」を感じることが
できるので、それほど気負う必要はない。すばらしいパーソナリティだ。
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| 委 員 | | ヘッドラインのコーナーで、この日の新聞の一面が4紙とも変わりがないという発言が
あった。もっとも大きく取り上げていたニュースは、当時の総務大臣である鳩山氏につい
てであった。内容は、辞任か、更迭かで各社の論調が違っていた。これは、新聞を作る側
から考えるとまったく意味が違う。話題の裏にある意味を読み取ってニュースを紹介して
ほしい。他の番組も同じニュースを時間をかけて紹介していた。しかし、この番組の特徴
を考えるとあえて一般的なニュースを掘り下げる必要はないのではないか?乾さんが独自
の目線で他の番組が取り上げないような話題を取り扱う方が好感を持てるのではないか。
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| 社 側 | | 今回視聴いただいた事前視聴の中にはなかったが、ヘッドラインの後に、閑ネタの紹介
を行っている。こちらは、乾さんの独自目線でトークを展開しているので特に好評だ。
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| 委 員 | | 「広げよう人の輪」のコーナーで紹介していた天川村は、どういうポイントで取り上げ
たのか?
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| 社 側 | | リスナー目線でお得感が得れるような情報を紹介するようにしている。今回は、新聞か
ら情報を得た。
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| 委 員 | | 今回は、観光情報というよりも、単なる話題の紹介になってしまっていた。訪ねてみた
くなる情報という感じがなく、知らない人が聞いても天川村の魅力を感じることができな
った。
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| 委 員 | | 非常に聴きやすくスムーズに番組が進行しており、さすがプロの仕事だと感じた。番組
内容は、ニュース、法律相談、映画紹介、料理など男女とも楽しめて、バラエティに富ん
でおり飽きることなく聴くことができた。午前の放送であるので「今日の天気予報」など
があってもいいのではないか。ニュースのコーナーは、乾さんの考えや意見が明確に話さ
れており、非常に興味深く聴けた。週刊ヘッドラインのコーナーにおいて、同じニュース
について、各紙のタイトルなどを比較しているところは、通常のニュースコーナーにはな
い視点であり、非常に良かった。リスナーのほとんどは、各紙を読み比べることはないの
で興味深く聴くことができるのではないか。│
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| 委 員 | | 映画コーナー、料理コーナー共に乾さんの語りが聴覚を通して伝わってくるので、明瞭
ではないが、情が残る。聴覚は間違って伝わるることもあるが、情を残すところが魅力だ。
映画のコーナーの内容を一言一句漏らさずにストーリーを理解しようとすると大変だが、
乾さんの語り調子に乗って聞いていると映画に行きたくなる。乾さんのおしゃべりには、
聞く人を巻き込んでいく力があり、はりもある。ネタは、面白いものを取り上げるのは大
切だが、乾さんの話の調子を変えないように注意すべきだ。元総務大臣の鳩山氏の話題は、
他のメディアでも取り上げていたので、もっと違うネタを大きく扱ったほうが乾さんのよ
さが際立つ。
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| 委 員 | | 番組コーナーを、この順番で展開している理由は?
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| 社 側 | | 他のコーナーやニュースなどの都合もあるので現在の順番になっている。
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| 委 員 | | 番組への反響はいかがでしょうか?リスナーからの生の情報が少ないと思う。リスナー
からのメールなどは、随時取りあげることで変化も出てくると思う。
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| 社 側 | | この番組では、ヘビーリスナーからの投稿が多いハガキを大々的に募集をしていない。
現在は、FAX、メールを重視している。携帯メールが特に多い。
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| 委 員 | | 映画は、どのようなジャンルが多いのか?
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| 社 側 | | 公開前の映画をジャンルを問わず紹介している。
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| 委 員 | | 映画について語る乾さんが一番幸せそうに感じる。これがまさに番組のコンセプトであ
る「幸せ」と一致している。この「幸せ」感がリスナーにも伝わり、良い番組になってい
る。
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| 委 員 | | ラジオ番組での料理コーナーは、めずらしいのではないか?
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| 社 側 | | ラジオではレシピの詳細が伝わりにくいので料理を取り扱った番組は少ない。特に、今
回のように掛け合いトークで詳細を押さえていく形は珍しいと思う。
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| 社 側 | | 貴重なご意見ありがとうございました。
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