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| 社 側 | | 上方漫才大賞は、1966年にラジオ大阪が上方漫才の発展と育成を願って制定して以
来、なにわの春の風物詩となり、上方演芸界の顕彰制度として最も古い歴史を持つに至っ
ている。第34回からは、ラジオ大阪と関西テレビ放送の共同主催としてスケールアップ
し、数年前からラジオ大阪、関西テレビの同時生放送で放送している。44回を迎えた今
回は、大阪桜橋・サンケイホールブリーゼから生中継をおこなった。会場では、事前の審
査会で新人賞部門にノミネートされた5組の漫才コンビが漫才を披露し、審査の結果、
「優秀新人賞(1位)」「新人賞(2位)」がその場で決定する。また、審査会で決定し
ている「奨励賞」の受賞コンビ、一年を通じて最も活躍した「上方漫才大賞」の受賞コン
ビを会場で発表し、笑いと感動をリアルタイムで伝えている。
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| 委 員 | | 上方漫才大賞の意義は、シンデレラエキスプレスの松井氏、渡辺両氏の発言にあった
「自分たちが今いるのは、先輩が時代をつないでくれた」という言葉にあると思う。
ラジオとテレビが共同で放送することにより、視覚的になって身近に私たちが楽しめる。
複合的メディアの効果でより一般的な伝達となっていると思う。
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| 委 員 | | お笑い、バラエティ番組はほとんど見ることがないので、出演者のイメージがまったく
つかめず辛かった。ただ、番組は現場の様子が伝わる臨場感溢れる番組となっていた。
全体の構成として、シンデレラエキスプレスの経歴をドラマ仕立てで紹介する前置きは
良かった。ただ、ゲストの批評がくどい。優秀新人賞、新人賞部門は、ありきたりに感じ
た。大賞の発表は、矢野・兵動のストーリーは感動的であった。しかし、その後の授賞式
の模様は、ラジオ聴くには騒々しいだけであった。
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| 委 員 | | 44年の長い歴史をもつ上方漫才大賞は、上方漫才の発展に大きな貢献し、また、大賞
は、多くの新人の目標となっているのであろう。
最近の若手芸人は、視覚を意識したパフォーマンスが大きなウェイトを占めてきている
ように思う。テレビで見る演者は、ラジオの放送を聴いていても動きを想像してしまい、
声だけで面白さを味わうことが以前に比べて減じているように感じた。やはり、動きが大
きな役割を演じるようになってきているんだろうか?一方で、このCDを聴いていると中
には言葉の持つ力を道具として、リスナーに訴える力をもっている漫才コンビが今もまだ
健在であることがわかった。ベテランの人たちの手馴れた司会進行で、楽しく聴ける番組
であった。
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| 委 員 | | 審議の対象となるものではないと思う。
以前は、1つのスタンダードな漫才として、口真似ができるようなものであった。しか
かし、最近の漫才は、このようなものが少ない。全体としてすごくスピードアップしてい
るが、内容はこれまでと変わっていないと感じた。ラジオで聴くと、「女と男」が良かっ
たように思う。番組としては、長く続いている歴史的なものであり、思い出深いのでこれ
からも続けてほしい
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| 委 員 | | 関西テレビと共催になって10年目になるが、テレビで放送することを踏まえた形での
審査という議論は行っていない。基本的には、色々な舞台をたくさん見ている有識者が審
査員している。メディアで聴く、見るというよりも、舞台としておもしろいかどうかがポ
イントなっている。
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| 委 員 | | 司会のテンポが聴き取りやすい。ラジオで漫才を聴くには、演者が言葉をきちんと使え
る人でないと中身が伝わらない。番組全体が、テレビ中心の進行になっていた。演者に紹
介部分に使用していたドラマ仕立てのVTRは、ラジオで聴いているだけではわかりにく
かった。テレビ中心のつくりとして割り切っていればよいが、ラジオ大阪が始めた賞であ
るならばラジオに重きを置いた内容でも良いのではないか。奨励賞のゲストは同時にたく
さん出ていたようだが、テレビでは見栄えがいいのかもしれないが、ラジオでは声が重な
り、聞き取りにくかった。
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| 社 側 | | 演者紹介のVTRは、初稿で制作されたものがラジオで聴いてもわかるように文字量を
1.5倍くらいに作り直してもらったものである。
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| 委 員 | | プロダクションの言いなりにならいためにもこのような賞は重要である。
Wヤングの漫才くらいまでは、ラジオで楽しめるものであった。最近は、漫才のテンポ
は今風だが、内容は古い。この番組を聞いている人の全てが漫才に詳しいわけではないの
だから全体的に捕捉説明がほしかった。あらためてラジオとテレビの違いを感じた。なに
わの春の風物詩という印象を受けた。
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| 委 員 | | 視覚的な漫才が多いのであろう。おもしろいけど、笑えなかった。会場で演者の動きや
表情を体感することでおもいしろいのであろう。最近は、ラジオを意識して漫才が作られ
ていないのは仕方ないと思う。芸人も視覚的なものを取り入れた漫才を造らないと売れな
いだろう。ただ、視覚的だけでは消えてしまうのだろう。
関西テレビと共同制作では、テレビを意識せざるをえない。視覚に頼らない言葉のやり
とりで笑わせる人を選ぶことがラジオ大阪が始めた意義ではないだろうか?
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| 委 員 | | 以前は、ラジオで楽しめる漫才を取り上げた「上方漫才への道」などで上方漫才への取
り組みがあったと思う。
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| 委 員 | | 生放送時間中に優秀新人賞、新人賞は決定している。投票は、点数制の形になっており、
今回はスムーズに決まった。
優秀新人賞、新人賞向けのお客さんが非常に多いので、笑いが多く起こっていた。会場
は、とても盛り上がっていた。現場にいても不思議な感じであった。
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| 委 員 | | ラジオで放送に考慮したコメントがあってもよかったのではないか。原田アナウンサー
が発言する箇所がもう少しあってもよかったと思う。ラジオで聴くと原田アナウンサーの
声がとてもよかった。
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| 委 員 | | 紅白歌合戦の総合司会のような役割を担う人がいると聴きやすいのではないか。
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| 社 側 | | 昨年度より、「上方漫才大賞」の生放送前に、5分間で賞の意義などを放送する番組を
放送し、リスナーの方にも、より楽しんでいただけるような番組作りを行っている。
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| 社 側 | | 貴重なご意見ありがとうございました。
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