| 社 側 |
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昨年(2005年)秋に「アンチエイジングステーション宣言」を行った当社は、日本抗加齢協会公認の「オフィシャルステーション」となった。また、アンチエイジング医学の第一人者である同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授の米井嘉一医学博士がラジオ大阪プログラムアドバイザーに就任。以降、「アンチエイジング」の理念を編成コンセプトの中心として、各番組でも積極的に提唱してきた。今回の特別番組は、以前審議いただいた(2006年1月)『別冊ミラクルアンチエイジング宣言』の拡大版であり、その集大成となるものである。番組は、原田・中西両アナウンサーが米井教授に正しいアンチエイジングの取り入れ方を分かり易く具体的に聞きながら進行していく。そして、様々な分野の「アンチエイジングなゲスト」を次々とスタジオに迎え、ゲストとともにアンチエイジングライフを提案した。また番組では、「ゲストへの質問」や「私のアンチエイジング法」、「アンチエイジングリクエスト」など、ラジオの原点でもあるリスナーとのツーウェイのスタイルを意識した。
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| 委 員 |
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司会の中西ふみ子アナウンサーの声がとても若々しく爽やかで聴き取り易かった。番組に出演したゲストの中で、印象に残る話をした方とそうでない方の差がはっきりとしている。例えば、今回のゲストのひとりである美容アドバイザー・佐伯チズさんの話には非常に説得力があった。一般のリスナーがすぐにでも実践できるやり方での「美容法」が丁寧に分かり易く解説されている。翻って同様にゲストのひとりである女優・秋野暢子さんは同じ「美容法」でも、ジムに通うなどお金と時間に余裕がある人でないと実践が難しい話をされていた。これでは普通の人はなかなか興味共感を抱き辛い。ゲストの人選にもう少し気を使った方が良かったのではないか。
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| 社 側 |
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ゲストの話の内容については(委員の方々には6時間の番組を編集したものを基に審議していただいており)編集後では伝わりにくかったと思うが、実際に当日放送した内容全体を聴いていただいたら印象は違ってくると思う。秋野暢子さんの人選については、例え一般の人がなかなか真似の出来ない美容法を実践している方だとしても、誰もが憧れる対象から話を引き出すことを意図して出演していただいたものである。
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| 委 員 |
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番組自体は興味深く聴ける内容だった。ただもっと根本的なところで、アンチエイジングを主要テーマに番組構成が成されていたわけだが、そもそもアンチエイジングとはここまで奉りたてられるべき概念なのだろうか。アンチエイジングを実践しようと思えば、まずお金と時間が掛かる。また“エイジング”について、年月を経ることで価値が高まるという捉え方もできるはずだ。エイジングに抗うのではなく、エイジングを受け入れ共生することで得られるものも少なくないはずだ。もっと多面的に考える必要があるのではないか。
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| 委 員 |
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原田年晴アナウンサーと中西ふみ子アナウンサーのコンビによる司会は、安心して聴くことができたが、番組内容の面ではアンチエイジングに対しての肉体的なアプローチばかりで、精神的側面からの言及が不足している。
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| 委 員 |
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聴き易さ、情報の量、話の具体性のうえでも良い番組だった。ゲストのトークがいずれも分かり易くて印象的だった。より具体的な情報に迫ろうとする中西ふみ子アナウンサーの話の引き出し方も素晴らしい。ただ、アンチエイジングに対する“物質的”“肉体的”アプローチは多かったが、精神的なアプローチが不足していたように思う。
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| 社 側 |
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この点も実際に当日放送した内容全体を聴いていただいたら印象は違ってくると思チズさんを例にとると、彼女の基本姿勢は、「美容」に本当に必要なのは美容品ではなく、健康的な精神——心こそが本当に大事だという立場である。番組全体では、そのことを含め、精神的な側面からみたアンチエイジングについても分かり易く紹介することを心掛けた。
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| 委 員 |
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「アンチエイジング」には、外見的に若く綺麗でいたいというビジネスライクに偏った考え方と、病的な老化を防ぎ如何にして健康的な生活を送るかという考え方の念がある。「アンチエイジング」の元々の考え方は後者だったのだが、最近では“美容”というキーワードのもと、世間の「アンチエイジング」に対する捉え方が急速に前者にシフトしてきている。番組には、この「アンチエイジング」本来の意義と現状での認識の間にあるズレを軌道修正する役割を期待していたのだが、全体的に前者の色合いが濃いように感じた。この点が若干気になった。
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| 委 員 |
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美容に関する話題が多く、番組として意図しているリスナーのターゲットが女性に偏っている印象を受けた。男性リスナーにとってのアンチエイジングという観点でいうと聴きどころが不足していると感じた。
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| 委 員 |
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ゲストコーナーが多いのは色々な方の話が聴けて良いのだが、同時に単調な印象も受けた。団塊の世代の定年が間近に迫ったいま、アンチエイジングという概念は中年男性にとっても大きな関わりを持ってくるテーマだ。女性向けの情報に偏っている印象を受けるので、男性向けの話題をもっと多く取り込んだ方が番組としてのバランスがとれて良いのではないか。アンチエイジングの実践法としては、お金と時間の掛かるものばかりではないはず。思い立ったら即実行に移せるような手軽なものをもっと紹介して欲しかった。方向性としては間違っていないので、リスナーが本当の意味で充実した日常を送るうえで一助になる情報の提供を期待している。
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| 社 側 |
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貴重なご意見ありがとうございました。
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