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[第484回 大阪放送番組審議会議事録]


1.開催日時  平成18年2月17日(金)午後2時00分〜午後3時00分

2.開催場所  クラブ関西

3.委員の出欠

委員の総数 9名
出席委員数 9名
出席委員の氏名

井上 宏、尾埜善司、 河内厚郎、たつみ都志、成瀬國晴、徳永正明、岡田邦夫(書 面 参 加)、岡本直之(書 面 参 加)

欠席委員の氏名
なし
放送事業者側
出席者の氏名
佐藤賢三、銭谷権治、本村忠司、兼田健一郎、高田賢司


4.議 題
1)ホースフレンズ〜ライフ・イズ・ビューティフル
2)その他    

 

5.議事の概要

議題1)について
『ホースフレンズ〜ライフ・イズ・ビューティフル』について企画意図と内容を説明し、その後聴取いただいて審議に入った。


6.審議内容

社側 本番組進行役の芦内裕美さんは、現在ホース・フレンズ事務局の理事長を務めている。 もともと趣味で乗馬をしていたが数年前に結核を患い、療養中に人と接する機会を遮断したこともあり、社会復帰、人との交流に対して恐怖すら抱くようになった。そんな時、馬と接することで癒されている自分に気付く。趣味で乗馬をしていた時には意識しなかった、馬の癒し効果は存在すると確信。欧米ではすでに効果が認められ認知度は高まっていたが、日本ではほとんど認知されていなかったために自らホースセラピーの普及活動を行うしかないと奮起して内閣府のNPOも取得した。現在は大阪を活動拠点にしながら、各地で講演などの活動を行っている。近年深刻な社会問題となっている「引きこもり」や「ニート」対策にもホースセラピーを活用、身体に障害を抱える人にも効果がみられるという。こうした効果を自らの体験から学んだ芦内裕美さんが、より多くの人々に“ホースセラピー”を知ってもらいたいという強い意思から番組が誕生した。番組では、馬と人間の癒し効果の研究や活動をしている各方面の著名人を定期的にゲストとしてスタジオに招いている。あくまで馬を媒介としての人への効果を認知してもらうことを目的としているがストレス社会における心理的な部分でのケアや、日常生活の中では馴染みの薄い“馬”を、もっと多くの人々に知ってもらうことを番組の基本コンセプトとしている。「引きこもり」や「ニート」に悩む方、その他の障害を抱える方、またそれらの方達親御さんにも是非聞いていただきたい番組である。
委員 出演者の声が良く聞き易かったし、“心”というキーワードで統一されている番組コンセプトも分かり易かった。だが、それに反して番組の内容はというと、15分間の番組を聴いてみてもいまひとつ伝わって来なかった。番組資料を読んで初めて”馬”を媒介とした心の癒しを扱った番組であることを理解できたが一般リスナーには番組を最後まで聴いてもらったとしてもその趣旨が伝わりにくいのではないだろうか。毎週、番組冒頭でまず簡単に趣旨を言ってから番組に入るようにしてはどうか。また番組前半部分で、有名芸能人に会った時のエピソードに随分時間を割いていだが、番組の趣旨とどういう関係があるのか疑問を感じた。
委員 番組を複数回分まとめて聴いてみると、馬の癒しの効果や“ホースセラピー”の意味合いが理解できた。“ホースセラピー”の効果——肉体的な面では馬に乗ったときの振動が脳波に良い影響をもたらすこと、精神的な面では「引きこもり」や「不登校」の子供たちは、その症状に改善の兆候が見られるときにペットを飼いたがる傾向がある、ということも番組を通じて知ることが出来た。“心の癒し”という大きなテーマを掲げ、ストレスに対する「処方箋」として“ホースセラピー”を丁寧に取り上げることはラジオの在り方として非常に有益な取り組みだと思う。15分間という短い時間ではあるが、これを繰り返すことが重要だ。ただ、出演者である芦内裕美さんと河内理恵さんのトークが“身内のお喋り”の域を出ていないと感じた。もっと調教師や大学教授など専門家をゲストとして招く機会を増やすなどし様々な手法で“ホースセラピー”を世に提示していくとより耳に馴染みやすい番組になるのではないか。改善すべき点はあるが、これからも長く地道に続けていって欲しい番組だ。
委員 “ホースセラピー”を主題として掲げた着眼点は良い。ただ、有名芸能人に会ったエピソードなど他愛も無い世間話ではなく、「不登校」や「引きこもり」の子供を持つ親に番組を通じて“ホースセラピー”を知ってもらいたい、という熱意をもっと強く前面に出すべきではないか。せっかく重要なテーマを掲げているのに、その素材を活かしきれていない印象を受ける。
委員 ラジオだからこそ扱える意義深いテーマを扱っているし、番組の基本コンセプトは良い。ただ、“ホースセラピー”についてもっと具体的な話を聞きたかった。もうひとりの出演者、河内理恵さんはどのような位置付けで番組に起用しているのか教えて欲しい。
社側 芦内裕美さんはホース・フレンズ事務局の理事長を務める“ホースセラピー”についての専門家ではあるが、あくまでプロの喋り手ではない。その芦内さんから貴重な話を引き出す役目を期待して出演してもらっている。
委員 番組コンセプトは非常に良いが、肝心の中身が不十分だ。また、芦内さん河内さん両出演者の声のトーン、会話のリズム、話の内容が似通っている。どちらが「メイン」でどちらが「サブ」の出演者なのか、番組を聴いていてはっきりとしない。番組を通じてその趣旨と直接関係の無い雑談が多く、“ホースセラピー”についての基本的な説明が欠如しているのが残念だ。
委員 子供から大人まで、それぞれのライフステージで心の健康が大きな課題となっている昨今、「不登校」や「引きこもり」などの問題への対処法として“アニマルセラピー”に大きな関心が寄せられ、実際に効果を挙げている例もある。それを考えると、“ホースセラピー”を主題に掲げるこの番組は、興味深く有意義だと思う。ただ、番組を通して具体的な解説——“ホースセラピー”の効果と限界、メリットとデメリットについてもはっきりと言及すべきではないだろうか。“ホースセラピー”が万人に対して効果がある治療法とは現段階で言い切れず、聴いている人に対して過度の期待を抱かせる可能性があることについて注意が必要だ。また、番組タイトルに「〜ライフ・イズ・ビューティフル」という副題が付いているが、どんな意図があるのか。“ホースセラピー”と、心の健康やメンタルヘルスとの関係は分かるが、それを「人生全体」に結び付けるには、よりしっかりとした内容が求められると思う。出演者の話す内容についても、“フリーテーマのお喋り”に終始しているように感じる。心の問題を抱える人々にとっての非言語コミュニケーションの重要性、自然や動物と触れ合うことの重要性などについて、もっと強調した内容であれば、より多くの人から共感を得られるのではないだろうか。
委員 「ニート」や「引きこもり」問題は一筋縄ではいかない問題であり、行政と民間とが密に連携し、腰を据えて取り組んでゆかなければならない問題である。“ホースセラピー”がその問題解決の一助となるのであれば、より沢山の人に知ってもらいたいと思う。週1回の15分番組ではあるが、この種の番組は地道に続けていくことが大切だと思う。引きこもりの若者にとっての貴重な情報源であるインターネットでも番組を聴くことができるのはとても有意義だ。ただ、世間一般にはまだ認知度の低い“ホースセラピー”を普及させる番組としては、もう少しホースセラピーについての基本情報を繰り返し紹介する必要があるのではないか。何の予備知識も持たずに初めてこの番組を聞く方にとっては、実際の“ホースセラピー”が如何なるものか番組を聴いてもイメージしづらいと思う。ホースセラピーに絡めたイベントを行い、会場で公開録音を行うなどしても面白いのではないか。今後様々な企画で番組を盛り上げ、“ホースセラピー”が世間に認知され、ひいてはストレス社会全体の「処方箋」として広く有効活用されるようになることを期待している。
委員 15分間という短い番組だからこそ、内容も簡潔かつ爽やかであって欲しい。BGMが入らずに2人の出演者だけの対談で聴かせるこの種の番組は、番組として成功すると非常に面白い。ただ、それが上手く成功すると良いのだが、今回聴いた内容では話の語尾が聴き取りづらく、番組主題とは関係の無い雑談に多くの時間を割くなど、改善すべき点が多かった。「セラピー」を題材として扱う以上、必然的に「効果」や「実例」など具体的な話が必要になってくるはずだ。コンセプトとしては非常に重要なテーマを掲げた番組であるからこそ、長く地道に続けて行って欲しい。あとはその内容をどう詰めていくか、これからの創意工夫に期待している。
社側 貴重なご意見ありがとうございました。

(4)



7.審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日

   な  し

8.審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法及び年月日
「番組審議会だより」 (第484回大阪放送番組審議会議事録の要約)
「中西ふみ子のきょうも元気に」内で放送
 放送日 平成17年月日()午前6時28分〜6時30分

「番組審議会だより」 (第484回大阪放送番組審議会議事録)
 ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載


9.番組審議会の議事録の元本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる

10.その他の参考事項

   な  し

                                      以  上