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[第464回 大阪放送番組審議会議事録]


1.開催日時   平成16年2月16日(日)午後2時00分〜3時00分

2.開催場所   クラブ関西

3.委員の出欠

  委員の総数 8名
 
  出席委員数 6名
 
  出席委員の氏名 井上 宏、尾埜善司、河内厚郎
成瀬國晴、山口昌紀
鈴木壽恵(書面参加)
 
欠席委員の氏名 井上チイ子、江崎勝久
 
  放送事業者側
  出席者の氏名
佐藤賢三、角野達雄、三谷良二
本村忠司、船越節夫
 

4.議     題

  1)「大阪慕情 船場あれこれ」

  2)その他



5.議事の概要

  議題1)について
   社側から「大阪慕情 船場あれこれ」について番組企画の趣旨と概要を説明し、その後テープ
   を試聴していただき審議に入った。      
   今回お聞きいただいたテープは、1月30日に放送した番組である。
 
6.審 議 内 容

社 側  
大阪船場の商家の間で使われてきた船場言葉は、美しく格調があり、船場商人の間で
練り上げられてきたものである。メディアが発展する中で言葉は大きく変化し、今では
船場言葉を耳にする機会はほとんどなくなった。出演者でもある坂本和子さんの「船場
言葉を自らの言葉で話し、残していきたい」という思いが出発点となり、この番組を企画
した。
船場言葉に興味を持つ特定の人を対象にするのではなく、広く一般の聴取者に船場言
葉を伝えたいという思いから、音声媒体であるラジオの特性を生かした番組作りを行なっ
ている。
また、大阪には他府県からの観光客をひきつけるものが少ないように思う。たくさんの人
が大阪に魅力を感じ、観光地として訪ねてみたいと感じさせるきっかけとなるような大阪
の良さを伝えられる番組にしていきたい。
番組内容は、季節を踏まえた大阪の行事、文化をテーマにした「和子ばあちゃんの船場
一口講座」、船場商家などで日常的に船場言葉が使われている様子を再現した「ドラマで
船場」、「ドラマで船場」内に登場した言葉をよりわかりやすく解説した「船場言葉 一言
チェック」、大阪にこだわったリクエスト曲をかけている「こだわりリクエスト」のコーナーで
構成している。
 
委 員
この番組には敬意を表したいと思う。大変なことに挑戦していると思う。日常の会話なの
で違和感なく伝えることは、むずかしいことのように感じた。
 
委 員 坂本和子さんは船場言葉で、村上かずさんは標準語で話しているので、会話というより
も、台本を読んでいるような印象を受けた。
 
社 側
村上かずが標準語で受け答えをしているのは、船場言葉についてまったく知らないので
和子ばあちゃんに教わっているという視点を際立たせることと、番組の特徴として船場
言葉について説明するという部分があるためである。
 
委 員 村上さんが教わっているというよりは、対等に会話しているので、聞いていてなじめな い
感じがする。
 
社 側 番組が回を重ねるにつれて、二人の関係が対等のような印象が強くなってきているので、
今後は軌道修正をしていきたい。
 
委 員 普段使っている大阪弁と比較して「ふるさと」「明治」「重んじる」などのアクセントが違う。
また、「従って」や「いっぱい食べて」のような標準語のような言い回しはしないと思う。
子供の台詞でも「遅刻する」などは音の高低が違っていたような気がする。言葉は生き
物であるから、言葉の速度が落ちたり、リズム感がなかったり、のりが悪くなったりする
ことがあるのだろう。
 
社 側 船場内でもアクセントなどは南船場と北船場、通りなどによって異なっていたと聞いてい
るのでそのためもあるのではないか。
 
委 員 この番組に台本はあるのですか?
 
社 側 フリートーク以外の部分は台本がある。番組全体は香村菊雄さんの「船場ものがたり」を
原作として、坂本さん御自身のアドリブや、経験などのアレンジを加えて台本を作っている。
 
委 員 テーマに船場言葉と題しているわりには、習慣や風俗が中心となっている気がする。
 
社 側 1年間を通じての番組構成を考えている。現段階では大阪の生活状況を中心に説明して
いる。後半では言葉を中心とした番組展開を行なう予定である。
 
委 員 船場言葉での掛け合いを増やした方が良いと思う。船場で商売時に使われた特有の言
葉や、男性と女性との言葉のちがいなどもっと聞きたかった。
 
委 員 船場をまったく知らない人が聞くこともあると思うので、船場エリアの説明を冒頭部分に
必要だ。
 
委 員 言葉に違和感を感じる部分はあったが、船場言葉を音声で残していきたいという思いは
支持したいと思う。
 
委 員 かって船場言葉を聞く機会を持ったときに驚いたのだが、なにげなく聞いていると船場
言葉は標準語に近く、書き言葉のような印象を受けた。「ですか」などの語尾がはっきり
と発音されていていて美しい言葉だと感じた。しかし、坂本和子さんの船場言葉は冗漫
であり、美しくゆったりとした感じがなかった。
 
委 員 村上さんが使う標準語によって、坂本さんの船場言葉がいきいきと感じられ、標準語と
船場言葉とのやり取りなのに、不自然さを感じなかった。この番組では、生活と言葉とい
う切っても切れない関係がうまく表現されていた。高い教養を感じた。番組のトーク部分
とコーナー部分とのメリハリがあればもっと良かったように思う。
 
委 員 村でのお祭りやお正月、婚礼などを通して伝えられていた歌などが、村の崩壊に伴って
なくなってきている。例えば、伊勢に伊勢音頭が残っていないように、一度無くなってし
まった文化を復活させることは難しいと思う。昔の歌でも歌詞は残っているが、肝心の音
が残っていないために復活させることが難しい例もあるので、ラジオを通して船場言葉を
残していくということは意義深いことだ。
 
社 側 原作の本ではイントネーションについても言及しているので、原作が持つ音に対する情報
を大切にし番組を進めていきたいと思っている。
 
委 員 リクエストの選曲はとってもいいと思う。歌謡曲が、番組の雰囲気にふさわしかった。
 
委 員 大阪の言葉にこだわった番組は必要だと思う。坂本さんなりに船場言葉を話していても、
相手が同じ言葉で応じてくれないと会話にならない。特に、大阪弁のように会話を主体に
できあがった言葉には重要なポイントだと思う。言葉のかけあいによって生まれる心地よ
さ、響き合うものがほしい。大阪弁がもつやわらかさやあったかさ、息の合った響き合い、
心地よさなどが再現されていれば大阪弁を知ってもらうきっかけになる。
また、忘れていた大阪弁の魅力がこの番組に触れることでよみがえってくることもある
だろう。そういう意味でこの番組の制作意図を高く評価したい。今後とも長く続けてほし
い。
 
社 側 貴重なご意見ありがとうございました。
 

7.審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日

  な  し

8.審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法及び年月日

  「番組審議会だより」 (第464回大阪放送番組審議会議事録の要約)
   「中西ふみ子のきょうも元気に」内で放送
   放送日 平成16年2月27日(火)午前6時28分〜30分

  「番組審議会だより」 (第464回大阪放送番組審議会議事録)
   ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載

9.番組審議会の議事録の元本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる

10.その他の参考事項

  な  し

                                                 以  上