| 社 側 |
|
本日審議いただく「朝のミュージック・スケッチ」は、月曜日〜金曜日の午前6時5分から
6時45分まで放送している「中西ふみ子の今日も元気に」内のコーナーである。
最近、学校教材からも姿を消しているといわれている童謡、唱歌、抒情歌。これらの歌が、
今の時代が失ってしまったもの、忘れている大切な何かを、思い出させてくれるきっかけ
となるのではないかと思い企画した。これらの曲になじみが薄い世代のリスナーにとって
は、新しい歌として受け入れられ、また、世代と世代をつなぐメッセージの役割も果たすと
考えた。幼い頃に父や母が歌ってくれた歌、友達と一緒に歌った童謡や唱歌などを、リス
ナーの思い出とともにリクエストしていただき、中西アナウンサーの言葉を織り交ぜながら
紹介している。
|
委 員
|
|
すがすがしく楽しい番組だった。自分の体験では、唱歌は学校で教わったのではなく、親
から教えて貰ったという記憶がある。戦後、特に高度経済成長時代以降、親子の伝承と
いうものがなくなっているように思える。
|
委 員
|
|
6分間だったが、時間の長さではなく、スローライフの感覚に近い、気分の良い時間を過
ごした。
「大きな古時計」がヒットしたように、唱歌や童謡を初めて聞く世代は、全く新しい曲として
魅力を感じているのかもしれない。このような曲に接する機会を提供できるのはラジオで
あり、ラジオの特性を生かした番組だと思う。
|
| 委 員 |
|
番組の意図は分かるし、十分伝わっている。
私の下の世代あたりが、「うさぎおいし」を、「うさぎ美味しい」と解釈した世代だった。その
ような話を伝えていけば、世代間の感性をつなぐことにもなる。
|
| 委 員 |
|
懐かしい歌が、それぞれ「お母さん」、「ふるさと」、「思い出」につながっていく。
新しい発見もあるし、役に立つこともある。
紹介されたハガキの中に、「陽気腹(ようきばら)」という言葉があった。このような、昔お年
寄りが使っていたことばを伝えていくことは良いと思った。残したい言葉や習慣を大事にし
たい。特に若い人に聞いて貰いたい番組だ。
「叱られて」の歌手はどのようにして選んだのか。
|
| 社 側 |
|
「叱られては」特にリクエストが多い曲だ。過去にも何度もリクエストがあり、放送している
ので、この日はこれまでとは違う歌手のものを選んで放送した。
|
| 委 員 |
|
独自の時間を過ごした気分で楽しかった。
童謡は、やはり子供たちの合唱のものが良いと思う。大人の歌手のものでは、音を滑らし
たりリズムを強調するような表現をすることがあって、この番組にそぐわないのではないか。
|
委 員
|
|
人それぞれに異なった経験を持っていても、ある世代までは普遍的で共感出来るものが
あるだろう。しかし、時代を超えて人の心をとらえることは難しい。
若い人には若い音楽があるように、ここに出てくる童謡は、この世代のものになっている。
それで良いのだろう。
良い歌は良い歌として記憶に残っていくものだ。この番組も息長く続けていって欲しい。
|
| 委 員 |
|
ラジオの特性を生かした番組だ。
新しい歌を追いかけると言う番組が多い中で、過去にさかのぼっていくという番組はおも
しろい。
子供に、父親や母親が教えられないことを、一世代越えたおじいさんが教えることがある。
おじいさんは、孫に聞かせたいことを一杯持っているのではないか。自分のメッセージを
伝えたい、聞いて貰いたいという欲求もあるだろう。ラジオがその場を作っているということ
が良いと思う。
曲のリクエストはなくとも、こういう思い出があると言うことだけでは番組が成立たないのだ
ろうか。思い出にあわせて、ラジオ局は曲を選び、過去を発掘し、コーディネートするような
企画が考えられればおもしろい。
この番組には、日本人の原風景につながるものが脈々と流れているように思う。そういう
ものを掘り起こしていくことは極めてラジオ的であり、ラジオでしかできないものではないか
と思う。
|
| 社 側 |
|
本日は貴重な御意見ありがとうございました。
|
|
|
|