| 社 側 |
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本日審議していただく「2000 大阪国際女子マラソン実況中継」は、毎年行われて
いる大会をラジオ独占中継している。
今年は特にシドニーオリンピックの選考レースであることを意識し、例年以上に順位
やタイム、先頭集団の人数や名前などを頻繁にアナウンスさせるなど、的確な情報と
的を射た解説での「わかりやすい中継」を心がけた。
演出面でも、選手の事前インタビューや監督、コーチのインタビューを随所に放送した
り、レースや選手にまつわるホットな話をレポートするなどの工夫をした。
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委 員
(書面参加) |
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今回はシドニーオリンピック代表選考レースのため社会的関心が高かったかと思うが
レースの状況以外にも注目選手のレース前のコメントや順位、タイムが頻繁に入って
おり、良かったと思う。
女子マラソンということで、女性のスターターや女性の解説者が起用されているので、
メイン実況のアナウンサーも女性の方がよかったのではないだろうか。
レポーターの伝える選手の汗の量といった情報も、マラソンの大変さや選手の辛さな
どがリスナーによくわかったと思う。
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委 員
(書面参加) |
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情緒的なものがあるためか、マラソンは日本人が好むスポーツだが、未知の国や都
市の風景や季節の移ろいをランナーと共に知らせてくれるところもマラソンの楽しみで
ある。
ラジオは、その視覚的な部分を聴覚にとどけなければならない義務があり、またそれ
でしか味わえない醍醐味もあると思う。
スタジオ内とは違い、戸外での実況中継は他の音が気になって声を張りすぎる傾向
がある。そのため早口になり、リスナーに届く声が聞き取りにくくなりがちで、聞き違え
そうなところもあった。
解説は興味が持てる内容で楽しく、ゼッケンの秘話や食べ物の話も女性ならではと感
じた。また、大阪城公園の情景も良いレポートで、女子マラソンにちなんだ女性の起用
も良かった。
中継地点の変更でやむを得なかったとは思うが、ゴール前のデッドヒートではアナウ
ンサーが代わらずに、一気に盛り上がりたかった気がした。
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| 委 員 |
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鮮やかな印象の放送で非常に良かった。解説やレポートも新鮮な驚きのある情報ば
かりだった。
大阪や大阪の人を「ラテン的」「熱狂的」と言うのは、もう当たり前のような表現で、
悪くはないのだが工夫が必要ではないか。他のメディアにも共通して言えることだが、
マスコミ側がワンパターンな大阪のイメージを表現し、定着させてしまっている気がす
る。
また選手の夫を紹介する時に「ご主人」と言っていたが、若い世代では特に抵抗があ
るのではないだろうか。
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| 委 員 |
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昨年にくらべて、女性の出演者が随分増えたが、メインの実況アナウンサーも女性で
あってほしい。
「ご主人」表現は、やはり抵抗感がある。放送内容はとてもドラマティックで解説も的確
だった。
途中で走れなくなった選手について「リタイア」と言っていたが、マラソン選手じたいを
辞めてしまうように受け取れた。
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| 社 側 |
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「棄権」という表現の方がよかったかもしれない。
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| 委 員 |
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テンポが良く、解説も大変おもしろくてためになった。事前取材のインタビューも細かく
サービスのよい番組だった。
毎年同じコースで走っていて、特に今年のリディア・シモン選手は3連覇がかかってい
たのなら、その地点地点での昨年との比較もあると尚良いのではないか。
「ご主人」表現については、自分の配偶者以外には「夫」「妻」とは言いにくいのだが、
パンフレットには「夫の勉さん」と書かれていた。これならば敬称もついているので言
いやすいだろうし、スマートで受け入れやすいだろう。
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| 委 員 |
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解説については、ひとつひとつが納得したり感心できたりして本当に良かったと思う。
選手のユニフォームなど色彩のアナウンスに見えない分だけの努力が窺える。
「インパクトのある走り」などという表現は抽象的でわかりにくいので、具体的に話して
ほしかった。
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| 委 員 |
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リズム感のある放送だった。男性アナウンサーの興奮調と女性の穏やかな解説の
調子とのバランスもよく、聴き心地のよいものになっていた。3時間もの放送になると、
ずっと同じ調子では疲れるし、そのあたりの配分がよくできていた。
年々の厚みを増して改善されてきていると感じる。
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| 社 側 |
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今後の参考にしたい。今日は貴重なご意見とご忠告をありがとうございました。
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