| 社 側 |
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本日審議していただく「花まる日曜日」は毎週日曜日午前6時5分から6時30分
に放送している。
中高年の聴取者を対象に、ゆったり過ごせる日曜日の早朝の雰囲気を演出する
ことが企画意図である。
出演の中西アナウンサーは昭和44年の入社で、妻や母としての経験も豊かなこ
とから対象の聴取者と近い位置にいるアナウンサーとしての役割を果たしており、
ハガキ選びや選曲も彼女が担当している。
番組に寄せられるハガキは季節感のあるものが多く、年代は高校生から70代ま
でと幅広いものになっている。
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委 員
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落ち着いていて静かないい印象の番組だ。音楽がフルコーラスでかかっていること
もゆったり聴けて良いと思う。
選曲は昔のオーソドックスなものに限っているのか。
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社 側
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ジャンルには特にこだわっていない。時には最近の曲をかけることもある。
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委 員
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日曜日のこの時間が「お目覚めタイム」ということには少し疑問を感じる。
どんな年代の人が多く聴いているのかといったデータは取れているのか。
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| 社 側 |
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ハガキを見ると、年配の人は休みでも早くに目を覚ましているようだ。年代的には
40歳代後半から60歳代が多くを占める。
その対象を意識はしているが、思いのほか若い人からのリアクションがある。
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| 委 員 |
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さすがプロのアナウンサーだと納得できる番組だ。リクエスト曲につなげていく話題
の選び方も好感が持てる。しんみりとした感じで、品の良い番組という印象を受けた。
しかし「枯葉」や「トゥーヤング」などはこの時間に聴くと眠くなってしまう。
むしろ夜向きの選曲ではないか。
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| 委 員 |
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非常に聴きやすく、アナウンサーの技というものを再確認した気分だ。
この時間に放送しているから中高年対象になるだろうが、時間帯によっては若い
人も聴けるのではないか。
「あやとり」や「情けは人のためならず」の丁寧な紹介の話題は、一種の勉強ごと
なので、逆にぜひ若い人に聴かせてほしいと思う。
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| 委 員 |
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語りの上手さに感嘆した。
言葉と言葉の間に無駄がなく、人が普通に話している場合に出てきてしまう「あの、
えっと」というような余計な接続詞が完璧に省かれているところが最近多いタレント
番組との違いではないか。
きれいな言葉遣いを聴くのはこんなにも心地の良いものなのだと思った。
また、イブ・モンタンの「枯葉」が聴けたことに単純に感動してしまった。
最近のレコードショップは若い人の雰囲気が強く、それ以上の年齢になると聴きたい
ものがあってもなかなか探しに行くことができないので、こういう曲をラジオで聴くこと
ができるのはうれしい。
足りないことがあるとすれば、古い選曲になると、これは何年前、いつのころだった
かということが気になるものなので、音源の年代を紹介すると良いのではないかと
思った。
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| 委 員 |
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啓蒙的になりがちな話し方で、不愉快にはならないが親しみやすいわけでもない。
ハガキを読んでいる声と自分の感想を話す声が同じトーンなのが気になる。もう
ひとくずししても良いのではないか
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| 委 員 |
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現代人の生活は情報に押された日常であることを思うと、このような耳障りではない
オーソドックスな番組があっても良いとは思う。良く言えば聴きやすくてリラックスでき
る番組だが、悪く言えば毒にも薬にもならない。
どちらに受け取るかは聴取者のTPOしだいというところだろう。
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| 委 員 |
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近頃では珍しくなったパターンの番組だ。
自分が番組と一体になっていく感じで流れるような印象が心地よい。
反面、セーブされ過ぎていて教科書的とも言える。
選曲も素晴らしかったが、どちらかというと朝よりも晩型のムードミュージックのよう
な気がする。
話のトーンが一定過ぎるのは工夫の余地がある。
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| 委 員 |
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心地の良さと刺激の少なさという点で、捉え方の分かれる番組であろう。
それぞれの人がそれぞれのその時間を生きている聴取者の日常と共にあろうとする
ラジオの良さが生かされている。
最近では少なくなった形態だが、聴取者の季節、時間、気分と共鳴していくラジオの
姿を思い出した。
構成全体が俳句的で、季節そのものよりもそこに人生を反映して見ている人間の
部分が出ている。それは通常扱われる「情報」とは違うのだが、「人生情報」の番組
と言えるのではないか。
強い意見や主張はないが、聴取者から寄せられる人生の断片に賛同や共感、激励
のコメントを加えて否定はしないところに安心感を得られ、時が流れていく生活の気
分をこわさないのではないか。
その中高年の気持ちを扱う番組に、結果的に若い人が入ってくるのは歓迎して良い
が、若い人に向けての内容を無理に作っていくとどっちつかずになる危険性がある
ので対象を拡げる必要はないだろう。
また、最近はタレントを使った賑やかな番組が多いが、もうテレビでは触れることが
できなくなった「語り」の大切さを見つめ直し、アナウンサーというものを見直してみ
ても良いのではないだろうか。
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| 社 側 |
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今後の参考にしたい。今日は貴重なご意見とご忠告をありがとうございました。 |